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iPhone100台で魅せる世界 伊藤忠青山アートスクエアで

2016年9月23日 10:05 PM あそぶ--でかける

伊藤忠青山アートスクエア(東京・港)では、新進気鋭の写真家・中島大輔氏による全てiPhone(アイフォン)で撮影された作品の写真展を開催中だ。アイフォンで撮影した写真が映えるように、アイフォンとiPad(アイパッド)100台で展示している。写真体験が日常化した現代に、日本で最も所有されているといわれるデバイスを用いることで、現在の「撮る行為」「見る行為」を問い直している。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

額ではなく、作品はアイフォンやアイパッドに

額ではなく、作品はアイフォンやアイパッドに

この写真展は、写真家の次世代育成を目的に開かれた。写真評論家の清水穣氏をキュレーターに迎えて、若手写真家の作品を展示する。清水氏は若手写真家の登竜門である「写真新世紀」の審査員も務めている。

中島大輔氏は、フィルムカメラやデジタルカメラも使うが、アイフォンでも撮影する。2007年にキヤノン写真新世紀準グランプリ、2008年にビジュアルアーツフォトアワード大賞を受賞するなど、次世代を担う若手写真家の一人だ。

会場には、大きなテーブルが2台置かれ、その上に100台のアイフォンとアイパッドが様々なモード(自働スライド、静止画、割れた画面など)でランダムに配置されて、中島氏の作品を映しだしている。鑑賞者は展示されているデバイスに自由に触れることもできる。

一方、壁面に飾られた展示作品は、一般の人々がアイフォンで撮影した作品だ。Instagram(インスタグラム)などの台頭により、写真体験がより身近となり、表現者という立場になる機会が増えてきた。見る人は撮る人でもあるのだ。アイフォンという大衆的媒体を通じてこそ、表現できるコラボレーションだ。

会場となる、伊藤忠青山アートスクエアは、伊藤忠商事がCSR活動の一環として運営するギャラリースペース。同社では、次世代育成をCSR活動の柱の一つにとらえており、同ギャラリーでは、さまざまな分野の若手アーティストたちに活躍の場を提供している。

アイフォンで撮られた写真から現代アートを感じる=伊藤忠青山アートスクエア(東京・港)で

アイフォンで撮られた写真から現代アートを感じる=伊藤忠青山アートスクエア(東京・港)で

写真展のタイトルは、「中島大輔写真展 イメージの感触|taken with iPhone」。伊藤忠青山アートスクエアの営業時間は11時から19時まで。会期は10月2日までで、入場無料。

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