はたらく

被災した老舗和菓子店を再開へ 移住した若者が後押し

2014年8月27日 9:03 PM はたらく--挑戦者たち

三井俊介さん(25)は、東北で被災した和菓子店の営業再開をめざし、クラウドファンディング(以下CF)に挑戦している。CFの目標金額は100万円。残り4日となった現時点(8月27日)で、75万9千円が集まっている。三井さんは東京の大学を卒業後、岩手県陸前高田市に移住した若者だ。あたらしい場所で出会った、大切な人のために、今企画を考えた。CFに挑む思いを寄稿してもらった。

(寄稿・三井俊介)
このプロジェクトの目的は、被災し、営業を中止していた和菓子の老舗、つるや菓子店の営業再開と、新事業として陸前高田初の和カフェをオープンし、地元の方の心の復興を叶えるというものです。

◆概要
本プロジェクトは、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、津波が天井まできて大規模半壊し、営業を再開できずにいた和菓子の老舗「つるや菓子店」の再開のための最低限必要な修繕費用と、新事業として2014年10月にグランドオープンを目指している和カフェ「tsuruya」の開店に必要な資材購入を行なう為、100万円のご支援をいただきたいと思っています。
https://greenfunding.jp/changemaker/projects/831

つるや菓子店の内装

つるや菓子店の内装

◆自己紹介
私は特定非営利活動法人SETの代表理事の三井俊介です。出身は茨城県つくば市ですが、現在はここ陸前高田市に移住して2年経ちました。

震災が起きた時、大学生だった私は「自分にできることをやろう」と想い、震災から2日後の3月13日に復興支援団体SET(現法人の前身)を友人と共に設立しました。

そこから知人のご縁で、2011年4月6日陸前高田市広田町と出会いました。大学に通いながら1カ月に1回、広田町に通う中、この町の魅力にひかれていきました。

限界集落目前という状況を聞き、大学卒業後に移住する事を決意しました。そして2012年3月に大学を卒業後、4月に引っ越しをし、翌年6月に法人登記を行ないました。

私たちは「一人一人の『やりたい!』を『できた』に変え、社会に『Good』な『Change』を起こす!」事を目指し、日々活動をしています。

その中で、多くの方々と共に広田町の復興を成し遂げたいと考えています。 活動を始めて3年、日々培ってきた信頼関係のもと、今回のプロジェクトを一緒に行なわさせて頂いています。

皆様と共に、このプロジェクトを成功させ、ひとつでも多くの「やりたい!」を「できた!」に変えていく事をしたいと想っています。

三井さん(写真奥)は、広田町に訪れた若者たちのコーディネートも行う

三井さん(写真奥)は、広田町に訪れた若者たちのコーディネートも行う

私個人の想いとしては、「道なき道を共にゆくチャレンジャーでありたい!」というのがあります。

本プロジェクトはまさにそれを体現しているものです。つるや菓子店にとっても僕にとってもまさに道無き道を突き進む、大きな挑戦です。

ぜひお力添えを頂ければと想います。

◆クラウドファンディングサービスCHANGE MAKER
https://greenfunding.jp/changemaker/projects/831
今回、より多くの方々に本プロジェクトを知って頂き、応援して頂くために、 クラウドファンディングを始めまして、 おかげさまで多くの皆様のご支援が集まりました。そしていよいよ残り4日になりました。 もし共感していただけたらご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

◆きっかけ
東日本大震災から3年が経過しました。復興は着実に前へと進んでいます。しかし、その一方で、被災によって店舗の再開ができずにいる方も、まだまだたくさんいらっしゃいます。陸前高田市広田町にある「つるや菓子店」もそのひとつです。

店主である83歳のおじいちゃんは、50年間続けてきたお菓子作りを被災によって辞めざるを得ませんでした。
「津波さえなければ、ずっと続けていけたのに・・・」

3年経った今でも、涙を浮かべながらお話されています。「つるや菓子店」の再開を果たすことは、この一家の強い願いです。しかし、機械と資材の全てを流されてしまい、店舗を再開するにはあまりにも厳しい状況でした。

そんな中、今年の6月半ばに、市役所から以下の案内が届きました。「8月に新たに奇跡の一本松駐車場にオープンする、観光物産施設に入居する飲食店を公募します」

この案内は、一家にとって大きなチャンスでした。
この機会を利用して、つるや菓子店の再開をしたい。
そして作った和菓子を、また多くの方に食べて頂きたい。

つるや菓子店の「ゆべし」は地元の方からも大人気。独自の製法を持ち、どこの店もまねのできない味を作り出します。

「あそこのゆべしは別格だ。」
「またつるやのゆべしが食べられると思うと、とっても嬉しい!」
地元の方々からのそうした声も、大きな力となりました。

そして観光物産施設への応募を行い、無事に採択されました。
店長はおじいちゃんの息子の菅野隆(56歳)さん。
おじいちゃんが長年培ってきたお菓子作りの秘伝の技の伝承を受けつつ、
和カフェ「tsuruya」をオープンします。

おじいちゃんと再開について協議する店長の隆さん(写真右)

おじいちゃんと再開について協議する店長の隆さん(写真右)

◆最後に
つるや菓子店のご家族皆様の想い、そして地元の再開を待ちわびている方々の想い、陸前高田を愛する方々の想いを十二分に感じながら、本プロジェクトを進めていきます。

この一つのプロジェクトが成功することで、
「俺も新しく何かに挑戦しよう」
「私も昔からやりたかった事をはじめてみよう」

そう想って一歩を踏み出す人が1人でも増え、被災したこの地から、一人一人が生き生きと自分らしく活躍できる社会をつくっていきたいと想います。

応援何卒宜しくお願いします。
https://greenfunding.jp/changemaker/projects/831

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