はたらく

ママ、パパ、未来のママ・パパへ    寄稿 小笠原舞

2012年10月14日 6:21 PM はたらく--エシカルな働き方


2012年上半期児童虐待は昨年比62.1%増の248件、被害児童数は同55.6%増の252人に上り、統計の残る2000年以降、最多を記録した。そして、2011年度中に自殺した小中高校生の文部省統計は200人であった。

不登校、学級崩壊、暴力、いじめ。そんなニュースばかりがあふれる日本の子どもたちを取り巻く環境はどのようになっているのだろうか。

それらの問題には、「子育てをする」=「命を育てる」ということへの学びの場が少ないこと、「家庭への支援やコミュニティの欠如」が大きな影響を与えているのではないかと、私は考える。

日本の子育て支援を変える

asobi基地で遊ぶ子どもたち



「すべての家族に平等な子育て支援を」を、コンセプトに日本の子育て支援の形を変えたいと考えて、2012年7月に、大人も子どもの平等サロン「asobi基地」を立ち上げた。

このasobi基地の目的は、子どもが本来持つ力を引き出すために整えられた環境、場を提供すること。それだけでなく、誰でも気軽に育児の相談ができ、子どもだけでなく大人も安心できて、いつでも本音で話し合えるコミュニティとして、日常の延長にあり、気軽に立ち寄れる場としても機能させている。今後は民間の子育て支援企画として世に発信していくことで、まずは東京に、そして全国に展開していきたいと考えている。

また、子どもを取り巻く社会を構成している商品やサービスへのアプローチとして、「Child Future Session」を実施している。

これは、様々な環境にいる大人たちが、どんな職業・立場だとしても、常に子どもとの接点を持ちつつ、自分たちのサービスが子どもの未来とつながっていると知ることができ、「子ども目線で世の中を見る」きっかけを生み出すための場である。

つまり、「asobi基地」は現場で、「Child Future Session」は会議室という2つの場を持ちあわせているのである。

その2つのアプローチから、社会で当たり前になっている価値観に疑問を投じ、子どもたちが育つ環境をどう整えるかということにアプローチし、日本の子育て支援にイノベーションを起こそうとしている。

すべての人が参加できる子育て支援の形へ

「子どもを育てる環境をつくるのはすべての大人たち。日々の行動や仕事の先に、日本社会ができあがる。それが子どもが生きる環境になる。だからこそ、すべての大人たちに当事者意識を持ってほしい」これが私の根幹にある想いだ。

今後のasobi基地の発展のために、多くの人をプロジェクトに巻き込もうと、 現在、クラウドファンディング「ready for?」で<大人も子どもも平等でいられる場「asobi基地」>のプロジェクトを掲載している。

目標は、すべての人が子どもを育てるということを楽しみ、社会みんなで子育てができるような日本を作っていくことだ。具体的には、ママとして、パパとして、未来のパパ・ママとしてだけでなく、それぞれが自分の人間としての強みを生かし、「asobi基地」という子どもを中心とした誰でも所属できるコミュニティを通して、子どもにも大人にも、より良い環境・社会を整えていきたい。(寄稿・こども未来プロデューサー・小笠原 舞)


小笠原舞 こども未来プロデューサー。保育士をしながら、任意団体オトナノセナカの共同代表を務め、さらに、保育士の専門性 をもっと社会に役立てるために、「こども未来プロデューサー」という新しい仕事をつくろうと活動をしている。具体的には、「すべての家族に平等な子育て支援を」をコンセプトに、子育ての現場と社会を結ぶ役割を果たす「child futur center」をつくり、企業人を巻き込みセッションをしたり、 新しい子育て支援の形として「asobi基地」を立ち上げるなど、多くの人を巻き込み新しい日本の子育て支援モデルを作ろうと、日々新しい挑戦をしている。
asobi基地リンク http://www.facebook.com/asobikichi



【オルタナSの記事をもっと読みたいと思った方はこちらをクリック】

関連記事