はたらく

「社会貢献で同世代とつながりたい」――浅田真央さんインタビュー

2014年9月24日 1:01 PM はたらく--エシカルな働き方

フィギュアスケートの浅田真央さんは9月21日、住友生命が展開する「ヤングジャパンアクション」のプロジェクトリーダーに就任した。同プロジェクトは、若者の社会貢献活動を応援するもので、大賞に選ばれた活動には浅田さんも参加する予定だ。「小さなころからたくさんの人に応援してもらってきたが、今度は私が日本の皆さんを応援したい」と語る浅田さんに、意気込みを聞いた。(聞き手・オルタナ副編集長=吉田 広子、オルタナS副編集長=池田 真隆、写真=川畑 嘉文)

社会貢献を通して、同世代とつながりたいと話す浅田さん

社会貢献を通して、同世代とつながりたいと話す浅田さん

――ヤングジャパンアクションでは、若者が考える社会的課題を解決する活動を全国から募集します。浅田さんが感じる社会的課題はありますか。

浅田:遠征や大会で世界を周って、日本は恵まれている国だと感じています。人も親切で温かいです。

海外では道を歩けば、ホームレスや子どもの物乞いに会いますし、低賃金や労務環境に反発した職員がストライキを起こして、電車やバスが動かなくなることは珍しくはありません。

もちろん、日本でも事件はありますが、外国と比べてみると平和で恵まれています。

――大賞に選ばれた活動には、浅田さんも参加するそうですね。参加してみたい活動はありますか。

浅田:一つは、東北に行って復興支援につながる活動をしたいです。

私は小さいころから多くの人たちに応援していただき、勇気や元気をもらってきました。ですから、その恩返しとして、感謝の気持ちを持って、このプロジェクトに挑みたいと考えています。

そして、私たちが東北に行くことで、現地での活動を通して、少しでも私たちの気持ちが現地の方に伝わるとうれしいです。

――浅田さんは世界で活躍するスケーターですが、自分の役割をどのようにとらえていますか。

浅田:今は、スケーターとしてではなく、一大学生として、大学に通っています。このプロジェクトには、リーダーとして積極的にかかわり、全国に若者たちの活動を広めていきたいです。

――このプロジェクトでは、若者の活動を応援し、「日本を元気にする」ことを目指していますが、浅田さんにとって「元気」とは。

浅田:笑顔になることだと思います。辛いこともあるかもしれませんが、笑顔でいることはとても大切だと思っています。

今の日本の若者や日本全体が、元気がないとは思っていません。

――5歳でスケートに出会い、それからのほとんどの時間を練習に費やしてきました。同じ年の友達との交流機会も少ないとのことですが、今回のプロジェクトでは、同世代とのコミュニケーションにも期待していますか。

浅田:それはありますね。これまでスケートの練習にほとんどの時間をかけてきたので、同世代とのつながりがあまりないのです。ですから、社会貢献活動を通じて、より多くの同世代とつながれたらうれしいです。

浅田真央さん

――現在、就職活動生の一番の悩みは「やりたいことが分からない」ことだとされています。やりたいことが分からない同世代に向けて、アドバイスをいただけますか。

浅田:私自身も何をしたいのか、何ができるのか、まだ分からない状態のままでいます。

でも、悩んで決める必要はないし、無ければ無いで、毎日やるべきことを全力でやっていけば、必ず自分に合った道が自然と見えてくると信じています。恐れずに、何事にもチャレンジしていくことが大切だと思います。

――信条や大事にしている言葉はありますか。

浅田:スケートをしているときは、「絶対できる」でした。人からもらった言葉ではありませんが、練習を繰り返しているうちに自然に考えるようになり、大切にしています。


浅田真央(あさだ・まお)
1990年9月25日、愛知県名古屋市生まれ。女子シングルのフィギアスケート選手。2010年バンクーバーオリンピックでは、女子シングル史上初、1つの競技大会に3度の3回転アクセルを成功し、見事ギネスに認定され、銀メダルを獲得。2014年の世界選手権では、ショートプログラム世界最高得点と記録し、ギネスに認定。ソチオリンピックでは6位入賞を果たす。現在は、選手活動を休養し、中京大学体育学部に在学中。

◆「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命」
http://www.sumitomolife.co.jp/about/csr/youngjapanaction/



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