はたらく

NPOで働くやりがいとは

2015年10月28日 10:20 AM はたらく--エシカルな働き方

iPledgeでボランティアをしている学生は何を学んでいるのか。大学1年の春から続けている蒦(そう)手貴大さん(早稲田大学文学部4年)と大学2年の春に入った川嶋彩友美さん(東京家政大学人文学部3年)に話を聞いた。

ボランティアで学んだことを話すそう手さん(左)と川嶋さん

ボランティアで学んだことを話す蒦手さん(左)と川嶋さん

――蒦手さんは大学1年の春に入りましたが、入ったきっかけは何だったのでしょうか。

蒦手:もともと環境問題に興味がありました。高校のとき、地理が好きで教科書に載っている「世界の環境問題」という項目を夢中で読んでいました。年々、開発が進み森林が減っていくことや、東南アジアのエビの養殖で、マングローブがなくなっていくことなど。

そうした思いがベースにあり、音楽も好きだったので、アイプレッジの活動を知ったときに参加したいと感じました。

――川嶋さんはどうしてアイプレッジに入ったのでしょうか。

川嶋:高校までは運動部に所属していて、常に一生懸命に打ち込めることがあったのですが、大学ではそれがありませんでした。アイプレッジに入る前は、毎日がサークルとバイトの繰り返しで、2年生になった春に、「このままじゃいけない。何かしよう」と思ったときに、たまたま頭に思い浮かんだのが、ボランティアだったんです。

これまで、ボランティアはしたことがなくて、今でもどうしてボランティアが出てきたのかが分からないのですが(笑)。ただ、毎日何気なく過ごすことが嫌で、何かに本気で打ち込むことがしたいと思っていました。

――どんな活動をしていますか。

蒦手:イベントの前はボランティアスタッフを集め、当日はスタッフの時間管理から受付など主に裏方的なことをします。1年生のときは、「無料でフェスに行ける」という思いが強かったのですが、活動の経験を積んでいくにつれ、活動を運営していくこと自体に楽しさを味わうようになりました。

参加したボランティアスタッフから「ボランティアってこんなに楽しいんだ」と声をかけられたときが、何よりもうれしかったですね。

――ボランティアで学んだことはありますか。

蒦手:事前準備ですかね。何事も準備することが成功の秘けつ。イベント当日にトラブルが起きることはよくあるので、そのときに対処するため、どれだけ詰めて話しておけるか。事前に想定できることには限界があるけれど、できるだけ細かいところまで当日の動きについてチームで話し合って詰めておくことが、活動を円滑に進めていく上では大事ですね。

川嶋:ミーティングで意見を求められることがあって、初めの頃は言いたいことをうまく言えなかったのですが、今ではそのおかげで、自分で考えて意見を言うことに慣れてきた気がします。

大学の授業では、ただ聞いているだけで、受身が多かったけど、ここに入って、自分で考えて動くことを意識するようになりました。

蒦手:団体内では、とことん話し合うので、自分1人で悩みを抱え込まないで、何かあったらすぐに相談するようになりました。一度、コアスタッフの役割を果たすことができずに、きつく叱られたことがあります。最初のころは、楽しい思い出しかなかったのですが、経験を積むにつれて責任が重くなり、それがきつく感じるようになりました。

でも、そんなときに仲間と話し合うことで、大変なことも多いけど、このメンバーと最高の活動をつくるために力を尽くしたいという気持ちになりました。だからこそ、だらけずに継続して活動を担っていくことができたと思います。

来年には社会人になるのですが、ここで学んだことを生かして、思いを持って働こうと思います。思いがある人の言葉は、受け取るほうには伝わってくるものがあります。そういう人になりたいです。


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