はたらく

企業が学校で出前授業、循環型社会への意識高まる

2017年3月17日 3:57 PM はたらく--エシカルな働き方

山陽製紙(大阪府泉南市)は昨年10月、企業が学校で出前授業を行う「ドリカムスクール」を、NPO法人JAE、泉南市立雄信小学校と共同で行った。プログラムを通し、企業と地元の子どもたちがつながり、出前授業を行った社員の間で循環型社会への意識が高まるという効果が出ている。(オルタナS関西支局=國松 珠実)

熱心に見学する小学生を前に、講師役の社員の話にも熱が入る

「ドリカムスクール」とはJAEが行う出前授業型キャリア教育プログラム。企業が自社の仕事内容を伝え、子どもたちと商品開発や戦略立案を考える。山陽製紙は2016年からこのプログラムに参画している。

1日目の授業では小学生による紙の手すき体験を行い、仕事内容を説明した。2日目は製紙工場で再生紙の製造工程の見学を行った。その後、小学生は約1カ月間かけて端材を使った商品企画についてグループワークに取り組んだ。

出前授業を実施したのは、入社6年未満の10~20代の社員たち。5カ月の準備を経て、学校の先生へのプレゼン、社内でのリハーサルを行い、ようやく教壇に立つ。この過程で生まれているのが、主体的に仕事に取り組む姿勢と仲間意識だという。「環境に配慮した循環型社会に貢献する」という同社の経営理念への理解も深まる。

グループワークを通して子どもたちの自主性が育まれたほか、実際の企業活動に触れることで将来の仕事を考えるきっかけにもなる。こうした取り組みに注目した泉南市教育委員会が、10歳になる小学4年生をお祝いする2分の1成人式で同社の社員に講演を依頼するなど、次の展開にもつながっている。

ドリカムスクールには他の小学校からも実施希望が寄せられていることから、同社は今後も出前授業という形で地域貢献活動を行っていきたい考えだ。

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